2010年3月29日月曜日

生田緑地ばら苑 ボランティア イングリッシュローズ







イングリッシュローズコーナーの栽培管理は2年を経過して、いろいろと分かったことがあります。

まず第一に大まかにイングリッシュローズといった名前で1括りになっていますが、その中でいろんな性格に分かれるということです。

ほとんどつるばらのように枝を伸ばすもの・シュラブの性格に近いもの・そして四季咲きのHTやFと同じようなもの、大きく3種類に分けて考えると良いのでしょう。

つるばらのように3m近く伸びる種類は返り咲き種で四季咲き性はありません。鉢で無理やりコンパクトに育ててやれば別ですが、秋の開花期にあわせて夏剪定をしてもほとんど咲きません。

シュラブ系の場合もほぼ同じですが、こまめにちょう花切りをすれば繰り返して次々と花を付けます。しかし四季咲きとは違って、やはり夏剪定で秋の開花期を決めることは出来ません。

ブッシュタイプの品種だけが、夏剪定で秋の花を見ることが出来ます。しかし直に花壇に下ろすよりも、鉢で育てたほうが良い品種が多いようです。

イングリッシュローズのほとんどが、シュラブ品種で、花壇に並べて育てる品種ではないこと、コンパクトにまとめることをするとかえって暴れて、花つきも悪くなると思います。

今後の栽培管理の計画を再考する必要がありそうです。