2010年2月22日月曜日

有島先生のお話をまとめてもらいました。

有島薫先生のお話。
イングリシュローズとは品種ではなくブランドである。オールドローズと現代バラを掛け合わせ四季咲き性を持たせたもので、もとのバラの違いで性質は1種毎に皆異なる。横張り性 小型 直立性と様々である。209種ある。一般に樹生は強い。

大きいは花1つを咲かせたいのか、たくさん咲かせたいのかで剪定は異なる。
たくさん咲かせたいなら枝をたくさん残す。
冬選定は膝丈でよい。大きくしても腰丈まで。3本ずつ植えてる場合は3本が一つのなるように、前は低く後ろは高くする。鉢植えの場合は全体で半円になりように形を整える。横張り性の場合は上から見て見える芽で切る。外芽で切ると広がりすぎる。長い枝は全体の1/3 を残して内芽で切る。咲きがらを残すと汚いので、花をもぎ取るだけでも良いから、小まめに咲きがら摘みを行う。
枝は鉛筆の太さでなく割りばしの太さで花をつける。中には楊枝の太さで花をつけるものもある。
花の時に1本1本よく観察しなければならない。背丈は一般にカタログより大きくなる。シュートを野放しで育てたものがその種の本来の樹高である。
 込みあっている場合は古い枝を抜く。方向が悪い枝も抜く。家庭での剪定はその枝の花が終わったら切る。エンドレスの剪定になるが、いつも花が見られる。開園時があるバラ園だと夏剪定を行う。切ると咲くまで50日。

シュートの処理について。サイドシュートの場合もおなじ。
本葉が6,7枚で芽先をピンチする。そうすると他の枝と花丈をそろえられる。
長くなりすぎたものは、切るのではなく折り曲げて新芽が出てから切る。硬くて折れないものはペンチなどで潰して折る。ハサミで切ると細胞を切ることになり、もぎると細胞を切らなくてすむ。
 
鉢は毎年植えかえる必要はない。抜いてみて根が回っていたら下と横を切り根全体を小さくしできた隙間に土を入れる。抜いてみたら根が底まで届いていないこともあるが、その場合は土が悪くて根が伸びなかった。抜いてみて根が回っていない場合は植え代えの必要はない。

地植えの場合は水をやる必要ない。
大苗を買った時は10センチ切って小さくして植える。そうするとコンパクトに育てられる。

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